現在中国では、クリスマスは特に何もせずに過ごすという人もいれば、友達と会って火鍋など少し特別な料理を食べて過ごすという人もいるそうです。
日本のように、クリスマスツリーを出して、飾り付けするという人は多くないように感じます。
ですが、過去(2010年代頃)に一時期流行ったというのが、自分でりんごを買って、イブの夜に自分の枕元にそのりんごを置いて、翌朝クリスマス当日に自分で食べるというものです。
どのくらい流行っていたか感じられる話が、その期間にりんごを買おうとすると、りんごの値段がなんといつもの10倍くらいしたんだとか。
なぜりんごかというと、日本語の語呂合わせ的な感じで、
「苹果(píngguǒ):りんご」と「平安夜(píngānyè):クリスマスイブ」の「píng」の発音が同じだから。
それを枕元に一晩置いて寝て、一年を平和に過ごせるように、という願いを込めていたんだそう。
現在も当時ほどではありませんが、クリスマスが近づくと巷ではリボンがついたりしてプレゼント用に個包装されたりんごを見かけることがあります。
他国発祥の文化だから大々的にお祝いはしない、してはいけないと聞くこともありますが、ショッピングモールでは煌びやかなクリスマスの装飾が見られるところもありましたよ。